カテゴリー「耐震相談」の記事

2009年6月27日 (土曜日)

耐震診断にて 床下調査-1

耐震診断にて 床下の調査は重要です。 基礎の割れ(クラック)・束石の老朽化等です。
また、時々 白蟻を見つけることがあります 蟻道を作り 白蟻の行列を見つけます。
もちろん白蟻がいたら 大変です、直ぐ 専門家を呼び 白蟻の駆除対策をしないといけません。
今までも、診断中、改修工事時に 見ています。 建築主、施工業者さんと皆で確認します。
駆除業者も 信頼できる業者を探さないといけません。

Kiso1
束石(コンクリートブロック)が形をなしていません。
隣に、新しく 補強されています。

Kiso2
やはり、束石が 風化して小さくなっています。
しかし 新しく補強はされていますが、束石が 塀等に利用されるコンクリートブロックで 束石ブロックに利用されるものではありません。 最初の写真のような束石ブロック、又は束石(切石)を利用すべきです。
束石ブロックの据付も地盤の締め固めも必要で、これらが不十分だと 床の不陸の原因になります。

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2009年5月30日 (土曜日)

デジタルレベル 600mm

耐震診断、建築工事監理な便利な 計測器を準備しました。

76326s

シンワ測定(株)の商品です
今までも 同等の商品が有ったようですが、既製のものと比べると半額くらいで購入できます

柱の傾き等が 向きと同時に 1.0mにつき ○○mmの傾きとして出てくるので便利です
一人でも計測できます。  精度も良く 重宝しそうです。

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2009年5月26日 (火曜日)

わが家の耐震診断 何をするの?

耐震診断 まず       既存建物の調査から始めます。

 建物の平面調査です。  建築図面が有れば 参照しますが 現地確認が必要です
増築・改築が有る場合が多く 現況建物で 耐震診断をします。 そして 部屋の仕上げ等も調査します
壁の強度の確認です 目視が基本(一般診断)です。 床下も確認します 白蟻被害 基礎のクラック
束の固定 木部の腐朽 金物の取付確認 床下の湿気等 沢山の情報を探ります。
天井裏・小屋裏の目視調査 木部接合の状態の確認が重要です。
また柱の傾きも見ます 何本か見ていると 建物の傾きの傾向が出てくる場合も有ります。 柱の傾き 敷居のレベル等が悪い場合は 建具がスムーズに開閉できなくなっています

 外部は、外壁の割れの確認です、クラックがあると 防水性能が悪くなっていますので 内部に水が廻り 木部が腐朽している場合が多く 構造性能が弱くなっています。 

 基礎の構造の確認及びクラックの確認も大切です。 コンクリート面の劣化もあります 表面がぼろぼろとなっている時もあります。

 敷地周囲  擁壁等がある場合は 健全な擁壁か また建物の基礎が直接擁壁の上に乗っていないか 

 建物から道路まで通路等が確保されているか 避難経路の確認も重要です。 

昭和56年以前の建物は 一度 耐震診断をしみるのも必要に思われます。
建物を長く使うのに どのように維持していくか リフォーム計画時に 構造リフォーム(耐震改修)も考慮されたらと思います。 
耐震改修の必要性はそこから始まります。

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2009年5月23日 (土曜日)

広島県の住宅の地震対策の推進について 

広島県が住宅の地震対策の推進について 下記のような記事がありました 2007年7月20日/記事

1.広島県内で想定される地震と建物被害の状況

 近年,被害を伴うような大規模な地震が多く発生し,また,太平洋沖を震源とする東南海・南海地震も,近い将来に発生することが予想されています。広島県でも大きな揺れを引き起こす地震が発生するおそれがあります。大地震が起きても被害が最小限に済むように,事前の対策が求められています。

 地震による死亡やケガの原因の多くは,建物が倒壊して,その下敷きになってしまうことによるものです。平成7年の阪神・淡路大震災でも,地震による直接的な死者の約8割が,建物や家具が倒れたことによる窒息死・圧死でした。地震の被害を防ぐには,住宅の耐震化が重要です。

 地震が起こったとき,ある場所での揺れの程度を示すのが「震度」です。
震度階級とその状況(気象庁震度階級関連解説表より抜粋)は,以下のとおりです。

震度0    人は揺れを感じない。
震度1    屋内にいる人の一部がわずかな揺れを感じる。
震度2    屋内にいる人の多くが揺れを感じる。眠っている人の一部が目を覚ます。
震度3    屋内にいる人のほとんどが揺れを感じる。恐怖感を覚える人もいる。
震度4    かなりの恐怖感があり,一部の人は身の安全を図ろうとする。眠っている人のほとんどが目を覚ます。
震度5弱   多くの人が身の安全を図ろうとする。一部の人は行動に支障を感じる。
震度5強   非常な恐怖を感じる。多くの人が行動に支障を感じる。
震度6弱   立っていることが困難になる。
震度6強   立っていることができず,はわないと動くことができない。
震度7     揺れにほんろうされ,自分の意志で行動できない。

なお,木造住宅のうち耐震性の低いものは,以下のような被害が生じることがあります。
  
震度5弱   壁や柱が破損するものがある。
震度5強   壁や柱がかなり破損したり,傾くものがある。
震度6弱   倒壊するものがある。(耐震性が高い住宅でも壁や柱が破損するものがある。)

2.地震時に注意が必要な建物について

以下のような項目に該当する建物は,地震で被害を受ける危険性が高く,注意が必要です。

○現行の耐震設計基準の施行(昭和56年)よりも前に設計された建物
○芸予地震など,過去の地震で被害を受けた建物
○壁の配置に偏りがある,一方向に窓が多くあるなど,バランスの悪い建物
○床や壁にゆがみが生じて,ドアや窓の開閉が思うようにいかない建物
○屋根や軒先が変形して波打っていたり,壁にひび割れが入っている建物
○腐食していたり,シロアリの被害に遭っている建物

詳しくは  http://www.pref.hiroshima.lg.jp/page/1179735071534/index.html

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耐震診断に利用しているソフト  耐震診断Pro

Taishinsoft_4

耐震診断をする場合、まず現地にて 既存の構造等を調査します。
普通、目視により 確認し 図面が有れば参照します。

事務所に帰り、上記ソフト等(いろいろあります)に 数値を入力し計算をします。

私が利用しているソフトです。


財団法人日本建築防災協会の木造住宅耐震診断プログラム評価制度において、新基準『木造住宅の耐震診断と補強方法』(2004年改訂版)の"一般診断"および"精密診断1"に準拠しているとして、審議が終了し、評価書を取得しています。

ホームズ君「耐震診断Pro」は、2004年改訂版「木造住宅の耐震診断と補強方法」に対応し、一般診断、精密診断1、精密診断2(限界耐力計算)に基づく診断や補強設計ができるほか、建築基準法による耐震性能の診断やN値計算(オプション)、梁桁断面計算もできる耐震診断ソフトです。

ソフト会社のホームページ

http://www.homeskun.com/

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木造住宅の耐震診断で使います

Bosch_2

木造住宅の基礎の中に 鉄筋が入っているかチェックします。
昭和40年代、50年代の木造住宅の基礎に鉄筋が入っていない場合が有ります、耐震診断に於いて、基礎の状態で 出てくる数値が変わってきます。

この機械は結構優れものです。

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2009年5月14日 (木曜日)

耐震診断 呉市の耐震診断情報

呉市で行っている耐震診断の情報、条件等、最新の情報は 呉市指導課にてご確認ください。

呉市では,平成14年から地震に対する安全性に関する意識の啓発及び耐震診断の普及の促進を図り,地震に強い安全な街づくりを推進するため,木造住宅(長屋・アパートを含む)の耐震診断を行っています。
なお,平成19年度からは一部負担金有りになりました。

呉市木造住宅耐震改修助成制度(補助制度)のご案内
 呉市木造住宅耐震診断を受けた住宅又は,(社)広島県建築士事務所協会その他市長の認める者により耐震診断された住宅(自己が所有し現に居住しているもので長屋・アパートを除く)で,診断結果の総合評点が0.7未満(倒壊又は大破壊の危険性あり)のものを対象に,耐震改修工事費の一部を補う補助制度を整備しました。リフォームとあわせて是非ご利用ください。

詳しくは 呉市の建築指導課のホームページをご覧下さい。
http://www.city.kure.lg.jp/~kensidou/index.htm

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2009年4月28日 (火曜日)

耐震診断情報-20090428

木造住宅の耐震診断基準等の情報があるサイトです

財団法人 日本建築防災協会
URL  http://www.kenchiku-bosai.or.jp/

国土交通省住宅局建築指導課監修
木造住宅の耐震診断と補強方法が、木造住宅の耐震診断基準になっています

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